地域紹介

地域紹介

小田原の地域

 古くから地理的にも恵まれたここ小田原は海の恵みと山の恵みに囲まれた風光明媚な地域、観光の産物の名所として世界中の多くの方々に知られて来ました。
特に歴史的には小田原北条氏の時代に全国から優れた職人が集められ、優れた技術と小田原の豊かな自然の恵みと相まって、蒲鉾や干物などの水産加工業や小田原漆器、そして木工業といったここ小田原固有の文化が形成されました。
これらの文化は、宿場町・城下町の中心的な存在であった小田原城天守閣周辺や由緒ある社寺等が多く残る板橋地区周辺などにおいて、歴史と伝統を連綿と受け継ぐ祭礼行事、芸能などとともに現在に残る旧来のまち割りや歴史的建造物などと一体となって良好な歴史的風致を形成しています。

現在はこの歴史的風致を維持向上を図り、次世代に確実に継承する計画も考えられています。

近年より梅や柑橘類の栽培等も盛んに行われ、それらがより文化の融合を進めていく一因となっています。
この地域より、日本の国事に貢献された方々の江戸時代の小田原宿は箱根山を控えた東海道五十三次中最大の宿場規模を誇った賑わいの宿場でした。その天下の要衝とその賑わいを現在も引き継ぐと同時に郷土の士として有名な二宮尊徳誕生の地でもあり、以来郷土と日本の文化発展為に尽くされた多くの方々が輩出されています。


二宮尊徳:篤農家(1787年 - 1856年)
大友亀太郎:北海道の開拓者、二宮尊徳の門下生(1834年 - 1897年)
北村透谷:作家(1868年12月29日 - 1894年5月16日)
辻村伊助:園芸家・登山家・作家(1886年4月22日 - 1923年9月1日)
福田正夫:詩人(1893年3月26日 - 1952年6月26日)
牧野信一:小説家(1896年11月12日 - 1936年3月24日)
相田二郎:歴史学者(1897年5月12日 - 1945年6月22日)
井上康文(井上康治):詩人(1897年6月20日 - 1973年4月18日)
河野一郎:衆議院議員(1898年6月2日 - 1965年7月8日)農林大臣、建設大臣
尾崎一雄:小説家・文化勲章受章者(1899年12月25日 - 1983年3月31日)芥川賞受賞

等の方々が小田原の地より出ておられます。